ガーデンサービス研究会

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第7回施工例コンテスト大賞受賞の施工店である庭チャンネル東京練馬の庭樹園小澤さんからお話をうかがいました。

「お庭の中を
歩いていくようなアプローチ」

― 雑草抜きの少ない主庭 ―

お施主様からのご要望は
どのようなことでしたか？

門塀、外周の塀、カーポート、主庭のタイルテラスなど大半の部分は建築を行ったハウスメーカーが設計施工したのですが、門扉から入った玄関までのアプローチ部分と、主庭のテラスと塀の間の横に細長いお庭部分は造園の得意な当社にお願いしたいということで依頼されました。た。ご要望はお庭の中を歩いていくようなアプローチにしたいということと、それとは逆に主庭は雑草抜きの少ない手間を省けて見栄えのするお庭にしたいということでした。

こちらのお庭のコンセプトを
教えてください。

アプローチはご要望の通り、庭木の間を季節を感じながら歩いて出入りできるお庭のアプローチで、庭側は日々の雑草取りなどの手間を省きつつ、木々を眺めて寛げるお庭がコンセプトになっております。

デザイン・施工する上で、
こだわったポイントや
工夫されたポイントは
どのようなことでしょうか？

お庭のようなアプローチは、両サイドに立木、低木、下草を配置しながら、元々お客様の旧宅のお庭で使っていた石材や長城レンガを再利用しつつ、新たに足りない分の石材も追加して、統一感は気にしながら様々な天然石を使った変化のあるアプローチを作りました。そのアプローチの間には、アイアンとハードウッドのオリジナルベンチや大きな石の花台、大きな水鉢、そして井筒などと共にライトを左右交互に散らして配置しました。この配置に関しては。昼夜どちらも目を引きつつ心地よいと感じるバランスを現場で確認しながら、特にこだわって施工しました。

こちらのお庭のオススメスポットを
教えてください。

アプローチの途中に作った井筒のオブジェです。旧宅の井戸で使っていた小松石の井筒を再利用し、ウリン材の各柱を組んだ上に設置し、井戸穴部分にも天板を張り、寄せ植えの台にもなるオブジェを作りました。このウリン材で組んだ土台の中にはライトを仕込んであるので、夜には隙間から光が漏れる演出になっており、大きな井筒は昼間だけでなく、夜にも存在感を放ってくれます。

完成後、お施主様から頂いた
一言で印象に残っていることは
ございますか？

ハウスメーカーが担当した外構部分はシックな色合いで建物にもマッチしますが味気なかったので、木々を豊富に取り入れたアプローチは毎日の出入りはもちろん、お客様にも好評で、お願いしてよかったと言っていただけました。また、建築許可を受ける上で、必須の緑化計画のために樹木を必要な量だけ植えないといけなかったのですが、そのためではなく、必要な量を意味のある形でお庭やアプローチに活かしていただけたとも言っていただけました。

これからお庭の工事を
お考えの方に向けて
アドバイスをお願いします。

お庭を作る上でまず考えるのは、その空間をどのように活用したいかということです。今回の施主様の場合は「使って楽しめる」「眺めて楽しめる」という両方をバランスよく盛り込んだお庭を実現できる建物環境がありましたが、当社の商圏である東京では、どちらかしか選べない場合もございます。それでも、植物を少しでも要素に加えることで、四季や自然を感じられ、より素敵な空間を作ることができ、そこで過ごす生活を少しでも豊かなものにすることができます。そのためには、お庭でどう過ごしたいかをご家族でよくイメージすることと、いきなり図面と見積ではなく、ご希望のイメージ以上のアイデアをご提案してくれる施工店を見つけることも重要かと思います。

受賞者

庭チャンネル東京練馬

庭樹園　

小澤俊輔

私たち庭樹園はエクステリア＆ガーデンの設計施工を専門に行なっており、専任の工事担当者が打ち合わせから、設計、見積、現場管理（内容によっては施工も）まで責任を持って行っており、ダイレクトにお客様のニーズを反映できるのが特長です。
また植物から質材まで取り揃えるガーデンショップも併設しており、テラコッタの陶芸教室なども行っております。
店舗にはお庭を眺めながら寛げるカフェやお子様が楽しめる屋上庭園などもあり、当社の施工実例をご覧いただけますので、ご依頼でなくても、お気軽に足をお運びください。

庭チャンネル東京練馬

有限会社庭樹園

マネージャー　小澤俊輔

会社名：有限会社庭樹園
〒179-0075　東京都練馬区高松6-3-21　

TEL 03-3996-8211

https://teijuen.co.jp